番外編。今回はキャンプではなく、台湾ひとり旅の備忘録です。
だけど歩いているうちに、「一人旅ってソロキャンプに似てるなぁ」と強く感じたので、そのあたりも含めて書いておきます。

2025年11月21〜23日。
某団体の公式訪問で台湾へ行ってきました。
台湾はこれで4度目。
しかも前回は社員旅行で6月に来たばかり。
半年たたずしてまた台湾に来るとは思わなかったけど、来てみれば「やっぱ台湾いいな」と思ってしまう。
初日の公式事業は無事に終わり、二日目は完全フリー。
他のメンバーはゴルフ組、観光組とそれぞれのコースへ。
私はというと、迷わず 「単独行動」 を選択。
なぜなら今回のテーマは——
「ローカル食堂で一人飯」。
キャンプの“ソロ”と一緒で、旅先の“ソロ”も最高に楽しい。
むしろ ソロキャンプの延長線上にある一人旅 といった方がしっくりくる。
だれにも合わせなくていいし、気分のままに歩けるし、決められた予定もない。
この自由さはどちらも同じ。
一人旅って、ソロキャンプにすごく似ている。
自分で行き先を決めて、自分の足で歩いて、自分の胃袋と相談しながら一日を組み立てていく。この自由さが、ソロキャンプと同じでたまらなく心地いいのです。
朝6時に目が覚める、台湾の静かな朝
前夜はそれなりに深酒したはずなのに、目が覚めたのは朝6時ごろ。
台湾のホテルは不思議と静かで、遠くにバイクの音がかすかに聞こえるくらい。ベッドの上でしばらくボケボケしながら、スマホで今日の行動を考えます。
「どこ行こうかな」「何食べようかな」と考えている時間が楽しい。
ソロキャンプの朝、テントの中で天気予報や地図を眺めながら、その日の過ごし方を組み立てていく感覚にすごく似ています。
シャワーを浴びて身支度を整え、7時半すぎにホテルを出発。
今日の一発目は、ずっと楽しみにしていたあのお店です。
四海豆漿大王でローカル朝ごはん
最初に向かったのは四海豆漿大王(Googleマップ)。
今回の台湾行きを決めてから、YouTube でゾロさんのチャンネル(ゾロの台湾グルメ)を見漁って、絶対に行こうと決めていた朝ごはんのお店です。

8時前だというのに、すでに店の外までしっかり行列。

「もっと早く来ればよかったなぁ」と行列を見て一瞬心が折れかけましたが、行列ができているということは美味い証拠。別の店に変えようかな…という気持ちを押し込み、初志貫徹で並ぶことにしました。
行列はテイクアウト(外帶)とイートイン(内用)の2列に分かれていて、迷わずイートインへ。
やっぱり台湾の朝の雰囲気ごと味わいたい。
30分ほど並んで、ようやく案内されたのは、鍋や荷物が置いてある一人用の席。
この雑多な感じも、台湾ローカル食堂らしくて好きです。

注文用紙を渡され、迷いなく書き込む。
- 氷豆漿(アイス豆乳)
- 鹹豆漿(塩味のとろみ豆乳)
- 小籠包(4個)
- 蛋餅猪排(豚肉入りの台湾式クレープ)
完全にゾロさんのおすすめセット(笑)。

料理はどれも驚くほど美味い。
特に蛋餅は“パリッ”“もちっ”“じゅわっ”が同時に来る罪深い食べ物で、
「なんで今まで知らなかったんだ俺…」と本気で思った。
朝からかなりの量を食べてしまったが、
旅の1食目が大当たりだと、その日のテンションは爆上がりだ。
迪化街まで腹ごなしの散歩。奇跡の国 台湾へ
腹ごなしに、迪化街へ歩いて向かうことにしました。
ローカルの街の匂い、屋台の湯気、果物の香り、こういう“歩く時間”も一人旅の楽しみです。
歩きながら置いてあるバイク(スクーター)をチェック
見たことないスクーターばかり。これナンシー?
中には日本のバイクもチラホラ。数は多くない。カブを見たのも一台きり(タイとは大違い)
目当ては奇跡の国 台湾(Googleマップ)。
ゾロさんプロデュースのフィナンシェを買いに行きました。
到着した時はまだ開いておらず、その辺を散策していたら、
公園の真ん中でおじいさんが野◯ソ…。
ぉぃぉぃ・・もっと見えないところでやってくれ…(笑)。
9時半ごろには店が開き、フィナンシェセットを4つ購入。
ちょうど会計が終わったころにゾロさん本人が登場。
軽く挨拶すると、
「台湾楽しんでってねー!」とフレンドリーに声をかけてくれた。
朝からテンション上がったまま、荷物を抱えてUberでホテルへ。
会計も行き先も全部スマホで完結して、「ニーハオ」しか喋ってないのに目的地へ連れて行ってくれる。便利すぎる。
西門で屋台チャレンジ。行列=美味いとは限らない
小休止して、次に向かったのは台北の若者エリア・西門。

さすが台湾の原宿と言われるエリアだけあって人が多い!
その中でひときわ長い行列のお店が。
それが天天利(Googleマップ)です。
目玉焼きのせルーローハンが有名なお店。
ただ、まだお腹が空いてなかったので一旦スルーし、代わりに屋台のエッグバーガーへチャレンジ。
ホットケーキっぽいパンに肉とハムとチーズが挟んであるスペシャルエッグバーガーです。

ソースは無難にBBQを選んだ。
「ホットソースは!?」と店員が何度も押してきたけど、辛さにビビって「No」。
ブーヤオって言えなかったのが後悔w
食べてみると…うん。悪くはないが、特別美味いわけでもない。
「これは辛いソース入れた方が美味しかったかも…」とまた後悔(笑)。
おそらく行列は“調理に時間がかかるだけ”だったと推測。
行列=美味い、は必ずしも当てはまらない。
マッサージで爪切り。言葉通じず苦戦
そのあと腹ごなしと時間消費にマッサージへ。
ついでに足の爪を切ってもらおうとしたが、日本語が全く通じない。
通じているようで通じていない不思議なやりとりの末、Google翻訳でやっと意思疎通。

後から思うと、お店のスタッフは「角質取りもセットだけど、やらなくていいんかい?」と言っていた様子。
とりあえず爪は綺麗に整えてもらえたので満足。
巻き爪気味の親指がスッキリしたのが嬉しい。
マッサージそのものは普通。
足ツボだけの方が良かったかもと思いながら店を出る。
ジーパイと豆花で締める台湾グルメ
マッサージを終えると、少し小腹に余裕が笑
「そういや今回はまだジーパイ食べてないな」と気づく。

唐揚ラバーとしては、鶏排(ジーパイ)は外せない。
屋台のジーパイを買いに行くと……
とにかくデカい。
これは人類が一人で食べるサイズじゃない。

カットしてもらって食べたけど、普通に美味しいという感じ。以前食べたやつの方が好みでした。
最後はデザートで締めよう!台湾の伝統的なスイーツ豆花(トウファ)にチャレンジ。
天天利の近くのお店。

トッピングが分からなかったので全部のせ。迷った時は全部のせ!

冷たくて滑らかで、甘すぎず本当に美味しい。
タロ芋の食感も良く、これはまた別の店でも食べてみたくなる味でした。
これは台湾デザートの中でもトップクラスに好きになった。
一人旅タイム終了。夜は101のイタリアンへ
その後は雑貨屋を見たり、ストリートのパフォーマンスを眺めたりして時間を過ごす。

ここでタイムアップ!一人旅は終了!
夕食は他のメンバーと合流して台北101の中にあるイタリアンレストランへ。
大人数なのに小部屋に押し込まれたのはちょっと残念だったが、
料理もワインも美味しく、景色も良かった。
旅の締めとしては十分。
まとめ:一人旅はソロキャンプに似ている
今回の台湾旅で強く感じたのは、一人旅はソロキャンプにとても似ているということ。
自分のペースで歩き、自分のタイミングで食べて、自分の思うままに動ける。
その自由さがとても心地よい。
今回のヒットは、
・四海豆漿大王のローカル朝ごはん
・奇跡の国 台湾のフィナンシェ
・豆花
このあたり。
キャンプとは違うけれど、“ソロ”という意味では通じるものがたくさんある台湾一人旅。
また来たいと思える、そんな三日間でした。



