バーナー沼再燃|Peak1 400ガソリン漏れから始まる代役探し(8Rかストームブレイカーか)

ヒトリゴト

バーナー沼に、再び足を踏み入れてしまった。
きっかけは単純。前回のキャンプで、愛用している Coleman Peak1 400 がガソリン漏れを起こして、使えなくなったことだ。

いや、正確に言うと「使えなくなった」というより、怖くて使えなくなった
火器で燃料漏れはシャレにならない。テンションも一瞬で冷めるし、何より「これは一回ちゃんとリフレッシュしてやらないとダメだな」と腹をくくった。

つまり今、Peak1 400は整備待ち。
――となると、当然こうなる。

「代役が必要だよね」

もっともらしい理由を手に入れた瞬間から、俺の物欲のスイッチは入った。
これは必要経費。必要装備。不可抗力。……って言い聞かせるやつ。

棚の奥の切り札…のはずが:Coleman APEX IIが動かない

代役候補は、ゼロから探すわけじゃない。
実は手元に、サブとして用意していたやつがある。

Coleman デュアルフューエルストーブ(DUAL FUEL STOVE)APEX II

「いざという時のバックアップ」として持ってはいた。
だけど正直、棚の奥の方にしまいっぱなしで、しばらく触っていない。

今回、「代役はこいつでいいじゃん」と思って久しぶりに引っ張り出して、試運転してみた。
…のだが。

加圧ポンプが動かない。

目詰まりしてるのか、加圧できない。
押しても跳ね返される、途中で詰まってる感覚。
「え、これ詰んだ?」と一気に嫌な汗が出る。

しかもこのAPEX II、もともと樹脂部品に難があると言われていた製品だ。
当時から「壊れたら終わり」みたいな空気があったやつ。

そしてもちろん、今となっては――
部品もない。修理もできない。

Peak1 400が漏れて、代役として出したApex IIが動かない。
なんだこの流れ。
俺のガソリンストーブ運、年明けから荒れてないか?

…で、ここまで来ると逆に腹が決まる。

「もう新しい相棒、探すしかないな」

こうして俺の物欲は、正当な理由を得て、堂々と動き出した。

条件を整理する:「とろ火」への未練を捨てる

新しいバーナーに求める条件を、いったん書き出してみる。
これを決めないと、検索が永遠に終わらない。

  • Coleman 400の収納スペースに収まること
  • 所有欲を満たすメカニカルな構造であること

この2つは譲れない。
「手軽」とか「軽量」とかも大事だけど、今回はそこじゃない。
手元には前回のキャンプでバックアップで使ったSOTO ST-310がある。


俺は今、燃焼器具に“ロマン”を求めている。

で、以前ならここにもうひとつ必須条件があった。

「とろ火ができること」

俺、前はね。とろ火信者だったんですよ。
弱火ができるバーナーこそ正義。繊細な火加減こそ男のロマンw
実はPeak1もApexIIもだが、Colemanは意外ととろ火(弱火)がいける!

でも、ある日ふと気づいた。

「五徳(スタンド)を使えばいいじゃないか」

手持ちのしっかりしたグリルスタンドを使えば、鍋をバーナーから離して「遠火」にできる。
これ、火加減のコントロールが思った以上に効く。
つまり、バーナー本体に繊細なバルブ操作は必要ない。

極論、こうだ。

「全開か、半開か、消火か」

そんな不器用で頑丈なバーナーで十分なんだ。
…って、言い聞かせてる時点で、もう沼が始まっている気がする。

心が向くのは、やっぱりビンテージだった

条件を整理したはずなのに、検索窓に打ち込むのは決まって昔の道具。
やっぱり心が向くのは、ビンテージ。

王道の OPTIMUS 123R SVEA(スベア) は最高。

真鍮や鉄の塊が放つ、「不便だけど愛おしい」あの感覚だ。
火器って、道具の中でも特に“生き物っぽさ”がある。

燃焼音も、質感も、空気感も、全部最高。

…ただし、友人が持ってる。

ここで問題が発生する。
男という生き物は、「同じもの」を持ちたくない。
いや、持ちたくないというより、こう言いたいんだ。

「おっ、お前はそれか!」

この一言を言わせたい。
これが男心ってやつだ。めんどくせぇ。

変形ギミックにやられる:OPTIMUS 8R(ハンター)

そこで浮上したのが OPTIMUS 8R(ハンター)

青いスチールケースが「パカッ」と開いて、タンクがスライドして出てくる変形ギミック。
あの弁当箱みたいな四角い形状がね…ズルい。

Coleman 400よりもパッキングしやすそうだし、何より友人の縦型スベアと並べた時の絵面が良い。
“並べた時の絵面”ってなんだよって話なんだけど、そこは重要なんです。

手間のかかるプレヒート。
独特の燃焼音。
火が入った瞬間の「生き物が目を覚ました感」。

「やっぱ俺はこっち側の人間だよな」
そう確信しかけた、その時。
とんでもない伏兵が現れた。

現代の刺客:SOTO ストームブレイカーが“刺さって”しまう

ビンテージ探しをしていた俺の目に飛び込んできたのは、日本の SOTO ストームブレイカー(SOD-374) だった。

最初は「現代のバーナーなんて味気ない」と思っていた。
便利なのは分かる。軽いのも分かる。性能が良いのも分かる。
でもそれって、なんか…ロマンが足りないじゃないか、と。

ところが、スペックと構造を知るうちに、背筋がゾクッとした。

  • プレヒート不要:ガソリンなのに、ガスバーナーのように瞬時に青い炎が出る
  • 嵐を切り裂く耐風性:風防がいらないほどの燃焼構造
  • メンテナンス性:ノズル詰まりを解消する機能があり、工具なしで分解できる
  • ハイブリッド:いざとなればOD缶(ガス)も使える

これ、ただの便利な道具じゃない。
日本の技術者が「ガソリンバーナーのネガティブな要素(予熱の手間、煤、風への弱さ)」を、技術でねじ伏せてきた感じがする。
“欠点ごと愛でる”世界を、真正面から殴ってくる怪物。

Peak1 400が整備から戻ってくるまでのバックアップとして、あまりにも完璧すぎる。
そして何が怖いって、ここまで揃うとこう思ってしまうことだ。

「代役って、なんだっけ?」

運用面の気づき:分離型バーナーの“ポンプ問題”

ここでひとつ、運用面の大事な学びがあった。
分離型バーナー(Apex IIやストームブレイカー)を使う上で、地味に効いてくるポイント。

「移動中、燃料ボトルにポンプを挿しっぱなしにしてはいけない」

これ、やりがちだけど危ない。
ポンプは精密機械だし、移動中の衝撃で破損したり、パッキンが傷んで漏れるリスクがある。
「面倒でも、移動時はポンプを抜いてキャップをする」
このひと手間で、道具は長持ちする。

…そう考えると、タンク一体型のColeman 400や8Rの手軽さ(蓋を閉めるだけ)も捨てがたい。
一方で、分離型のストームブレイカーは「毎回組み立てる儀式」がある分、ちょっとだけ“操縦してる感”があって悪くない。

道具を「使う」じゃなくて「扱う」。
この感覚が好きなんだと思う。

ロマンか、革新か。結局、揺れる

「手間を楽しむ、青い箱(OPTIMUS 8R)」を選ぶか。
「手間をねじ伏せる、日本の技術(SOTO ストームブレイカー)」を選ぶか。

友人のスベアと並べて「渋いね」と笑い合うか。
それとも、「見てくれ、これが現代のガソリンだ」とドヤ顔で一発着火するか。

Peak1 400が戻ってくるまでの代役。
…のはずだったのに。

Peak1 400が漏れて、Apex IIが不動で、選択肢が二極化して、
気づけば俺は「次の相棒」を本気で探している。

あぁ、バーナー沼って恐ろしい。
でも、この悩んでる時間がいちばん楽しいのも事実だ。

さて。
結論はまだ出ていない――と言いたいところだけど、実は最近、ちょっとだけ空気が変わった。

「もしかして、もう一つ“400”という選択肢が…?」

この話は、次の記事で。
(検討結果、どうなったか――その時に全部まとめます)

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