透析って聞くと、ものすごく重病人な感じがするんだけど(実際そうだけどね)、そもそも透析ってなんなんだろう?
自分自身、実際に透析をする羽目になるまで透析のことについて知らなかったので、改めてまとめて見ようと思う。
透析の役目
そもそも透析ってなにするの?ってことなんですよね。
簡単に言うと、健康な腎臓だと水分だとか塩分、老廃物なんかをフィルターしてくれるんだけど、その腎臓がくたばってきてしまったら、その機能の一部を人工的に行うってことなんです。
身体中に流れるオイルをオイルフィルターでゴミを取り除いていたのが、フィルターに穴が開いてしまいゴミが取り除けなくなってしまったので、外部のフィルターを使ってオイルを綺麗にしましょうって事(わかりにくい?w)
じゃそのまま放置してたらどうなるの?
汚いオイルが身体中を巡っているってことは、いろんな所に弊害が出そうってことは想像つくよね
具体的には、高血圧・肺水腫・高カリウム血症・尿毒症だとかいろいろあるんだけど、一番怖いのが、水分が体内に溜まりすぎて、その水が肺に溜まって死んでしまうことらしい。
実際に自分も身体中が浮腫んだ時、速攻でレントゲンを撮らされた。
なんで肺?ってその時は思ったんだけど、もしここで肺に水が溜まっていたらかなり危険な状況だったらしい。
透析の種類
腎不全になった場合に取れる手段としては、透析か腎移植しかない。
腎臓は一度壊れたらもう元に戻らない、人工腎臓なるものも現段階では実用されていない。厄介な病気だ。
透析には【血液透析】と【腹膜透析】があり、それぞれ性格が違う。
自分なりにまとめてみたけど詳しくはちゃんと専門機関に相談してくださいね
血液透析
一般的に透析というと血液透析を指すことが多いみたいですね。
簡単にいうと、血液を一回取り出して機械のフィルターにかけて戻すってイメージかな
一回の血液透析にかかる時間は約4〜5時間で週3回、透析センターへ通って行う。
今は夜間透析もあるらしく(近所の透析センターでは扱っていない)仕事する人は夜間透析になるのかな。
4〜5時間機械に繋がれっぱなしはキツそうですね。
腹膜透析
腹膜透析は比較的新しい手法らしく、お腹にカテーテルを差し込んで透析液を入れ、腹膜を通して透析液に老廃物を浸透させて液を抜くイメージ
こちらは一回の作業時間は30分くらいを 1日4回ほど行う方法と、夜間に機械で自動的に透析液を交換する方法がある
毎日やらないといけないのが大変だが、自宅などで自分で行うことができる。ある程度時間に余裕が持てそう。
ただし、腹膜自体がそれほど長く持たないので、大体5〜6年で血液透析と併用になるらしい。
どうして腹膜透析にしたの?
まずは透析か移植か
自分の場合は一気に腎機能が低下したため、移植へ移行する時間が足らなかった。
いずれは腎移植をしたいと考えていたのだが、そのための準備は進んでいなかった(ドナーも決めていなかった)
ドナー(腎臓提供者)も身内しかダメらしいので、自分の場合だと奥様しか選択肢がなく(流石に子供のはもらえないでしょう)、その時にはまだ奥様へお願いもしていなかった。
もちろん腎機能が低下しているため、一度は透析を行い、血液を整えてからしか移植もできないという事だったので、とりあえずは透析をしようということになった。
血液透析か腹膜透析か
移植の話はとりあえず置いといてって言いながら、今後の人生を考えるとまだそれなりに長く、いずれは移植を前提として考えないといけない。
自分の場合は、ドナーは奥様って事になると、現段階で二人揃って入院ってわけにはいかない。提供者も少なくとも二週間以上は入院の必要があるらしいです。
せめて子どもが高校を卒業してからって考えると、あと最低でも 3年は透析で凌がないといけない。
その期間を考えると、仕事とのバランスが一番重要になってくる。
ある程度時間に自由があるといえども、それなりに忙しく、立場的にどうしても替えが効かない仕事も多い。
となると、必然的に昼間の透析センターという選択肢は難しい。
夜間ならある程度融通が効きそうだが、それでもなんだかんだと夜の会合の機会は多い。今はコロナ禍で夜も控えめだが、いずれ終息すれば機会も増えていくだろう。
夜の会合以外にも、出張も多くなる。
田舎の会社にいると、なんだかんだと都会へ呼び出されることが多くなる。泊まりの出張もざらにある。
そう考えると時間に制約がかかる血液透析では無理が出てきそうだ。
かと言って腹膜透析は毎日自分でやらないといけない。腹膜炎や感染症などのリスクは高い。
夜間にやるにしても、酔って帰ってきて自分で機械を操作するズクがあるだろうか?
そもそも7〜8時間も睡眠時間を確保することができるのだろうか?
不安がいっぱい
透析センターへは行くことさえ出来れば、あとは看護師の方が面倒見てくれる。
自分で自分を律しながらやることへの不安は大きい
決めたのは腹膜透析でした
なんだかんだと悩んでみましたが、やはり仕事しながら透析をすることを考えると、時間制限に自由度がある腹膜透析の方が良いだろうという結果になりました。
基本は夜間機械を使って透析を行い、出張や夜の会合などで時間が乱れた時は、その都度手動透析で行う。
腹膜透析なら頑張ればキャンプもいけそうだし、海外出張もできそうだ。
まだまだ長い人生を送るためには、我慢我慢の人生では長続きしない。
やりたいことを前向きにやるためにも、自分には腹膜透析をチョイスすることが今の自分にとってベストな選択だと思う。
そんなわけで、透析はすることにはなりましたが、まだまだ人生終わったわけでなく、これからも目一杯楽しんで行きたいので、応援よろしくです(笑)
ブログランキング参加中!お好きなカテゴリへどうぞ♪
p>
RED HEARTz @aoka15wをフォロー
Post Footer automatically generated by Add Post Footer Plugin for wordpress.